戸田みどり「見捨てられた牛…明日へ」無事終了しました
4~6日と開催した戸田みどり日本画展「見捨てられた牛…明日へ」は無事終了しました。
お子さん連れのご家族や、若い方も含め、幅広い年代層の参加者が熱心に見て下さり、会場でずっと丁寧にご説明下さった戸田さんもとても喜んでおられました。
また、原発についての説明パネルも時間をかけて読んで下さる方も多く、今後の活動へのボランティア参加を申し出て下さる方もいて、開催した甲斐がありました。
コロナの影響が心配されましたが、
3日間の来場者数は計221名
感想を残して下さった方58名
当団体への募金 計22,371円
希望の牧場への募金 計83,055円
皆さま、本当にありがとうございました!
以下、感想のいくつかをご紹介します。
●牛のきれいな目を見て涙が出ました。言いたいことがあるだろうに…。他人事ではないので、皆に関心を持ってもらいたいです。若い人に特に。
●胸が痛みます。帰宅したら、子どもたちに必ず伝えます。知らないことは恐ろしいことだと思います。都合のいいことだけを見聞きするのはよくないことだと思いました。
●絵からすべて伝わってきました。命の大切さ、すべてが…。言葉になりません。
●牛の澄んだ瞳を見ながら、福島に行った時の記憶をたどっていました。気持ちが薄れていたことを痛感させられるとともに、あの時の気持ちを思い出すことができました。戸田さんと直接お話する機会も与えられ、本当にありがたいと感じました。この気持ちを大切にしながら、自分に与えられたやるべきことを待ちたいと思います。
●忘れてはいけない、忘れることはできない、と思いつつ、日常生活にまぎれてしまっていました。改めて思い起こし、世界の現状に心が痛みます。子どもたち、孫たちにどのような世界を手渡せるのでしょうか。
●ふらっと立ち寄った図書館の帰りに「見てみませんか?」と声をかけて頂きました。絵には興味があり、よく美術館には訪れますが、自分の好きなものしか見ないところがあったので、見られてよかったです。時とともに忘れてはならないものまでどんどん風化されてしまうけれど、この展覧会で、決して解決したこととして終わってはいない、忘れてはいけないことだと思いました。来られてよかったです。
●福島の原発問題を考えるきっかけになった。戸田先生と話しながら絵を見ることで、現地の状況が伝わってきた。今後のエネルギー政策を考えるきっかけになった。
●ロシアのウクライナ侵攻で原発が攻撃されたニュースを聞いて、「被ばく」や原発に関して、本当はもっと日本人は真剣に話し合わなきゃいけないと思いました。
●美しい絵の中にある悲しみを感じました。
なお、6日に開催予定だったギャラリー・トークはコロナ感染拡大防止のため中止し、
戸田さんのインタビュー動画(3/3に収録)をYouTubeにアップしておりますので、ご覧ください。